京都大学倫理学研究室を母体とする学会「京都倫理学会」では年に一回学術雑誌『実践哲学研究』を発行しています。過去の号は京都大学学術情報リポジトリ(KURENAI)にてご覧いただけます。最新号は発行の一年後にリポジトリでオンライン公開されます。
最新号(第47号)目次
《論文》中村貴行「真の選好と価値判断」
《書評》髙木裕貴「水谷雅彦『共に在ること:会話と社交の倫理学』」
趣旨
われわれの社会が直面している現今の状況は、倫理学の重要性を日増しに痛感させるものである。しかしながら、ひとくちに倫理学といってもその対象は多岐にわたる。諸分野の共同なしには研究の進展はない。それゆえ、われわれ京都大学倫理学研究室大学院生は、みずからの研究を公にすることによって、広く諸姉兄の批判と判断を仰ぎ、各自の問題意識を深めると同時に相互の交流を図るべく、ここに『実践哲学研究』を発行する。