美学美術史学専修ウェブサイト 博士論文・修士論文

博士論文
Maria, Carlotta Avanzi「七世紀の日本仏教彫刻と大陸からの影響に関して」 (2024-11-25)
山形美有紀「初期ネーデルラント絵画におけるドイツ由来の図像体系の受容と展開-ハンス・メムリンク作品研究-」(2024-03-25)
天王寺谷千裕「ギュスターヴ・クールベの女性表象に関する考察」(2024-03-25)
折山桂子「敦煌莫高窟における弥勒の変遷」(2024-01-23)
吉田朋子「ジャン=オノレ・フラゴナールの研究-意図せざる近代性の解明」(2022-11-24)
小寺里枝「胎動する絵画 ―ジャン・デュビュッフェと20世紀フランスの芸術・思想・社会(1918~1959年)」(2022-03-23)
加須屋明子「現代美術の場としてのポーランド―カントルからの継承と変容」(2022-03-23)
宮崎もも「酒井抱一研究 ―その画業と作品の特徴―」(2022-03-23)
苫名悠「院政期絵巻をめぐる諸問題 ―原本が失われた作品に注目して―」 (2021-03-23)
深田祐輔「「データ-イメージ」時代の映画制作と創造性の問題」(2021-01-25)
藤岡穣「東アジア仏像史論」(2021-11-24)
林慧怡「宋代小景画研究」(2019-11-25)
柳承珍「韓国国立中央博物館蔵日本近代美術コレクション研究」(2018-11-26)
河野道房「中国山水画史研究 -奥行き表現を中心に-」 (2018-11-26)
筒井忠仁「岩佐又兵衛の研究」(2018-03-26)
加藤隆文「パースの「心の哲学」の再構築 : 美学へのパース記号論の応用(2018-03-26)
DIAZ SANCHO IVAN「寺山修司の演劇におけるマッチの灯りに関する考察」(2017-11-24)
倉持充希「ニコラ・プッサンと同時代のローマの画家たちの物語画に関する研究」(2017-09-25)
高橋早紀子「平安初期密教彫刻をめぐる思想・実践・祈願 ―承和・貞観期の王権の造像を中心に―」 (2017-03-23)
西嶋亜美「ウジェーヌ・ドラクロワの物語画と文学」(2016-11-24)
原口志津子「富山・本法寺所蔵「法華経曼荼羅」の研究」 (2014-03-24)
田中健一「飛鳥奈良時代仏教彫刻史における舎利信仰の諸問題 -唐代美術との関連を視野に入れて-」(2014-01-23)
鄭賢娥「九州派における交流活動考察 -交流を通した連帯、グループ意識の共感をめぐって-」(2013-07-23)
愛宕出「ロマネスク建築を読み解く―上からの建築と下からの建築」(2013-03-25)
徐男英「北朝期河北地方造像研究 : 白玉像を中心に」(2012-11-26)
金銀児「四川地域仏教彫刻に関する研究 -唐代川北地域を中心に-」(2011-09-26)
河原由雄「当麻曼荼羅の研究」(2010-03-23)
呉永三「高麗時代の瀟湘八景図」(2009-07-23)
杉山卓史「近代美学の基礎概念としての共通感覚 – カントとヘルダー」(2009-03-23)
張南南「彬県大仏寺石窟考」(2009-03-23)
中川克志「聴くこととしての音楽 : ジョン・ケージ以降のアメリカ実験音楽研究」(2008-03-24)
謝振發「北響堂山石窟北洞・中洞・南洞の研究」(2007-03-23)
根立研介「日本中世の仏師と社会 : 運慶と慶派・七条仏師を中心に」(2007-03-23)
岸文和「浮世絵のプラグマティクス : 絵画行為論の視点から」(2007-03-23)
浅田(碓井)みちこ「アルフレッド・ヒッチコック作品研究 : 映像と音によるサスペンスの諸相」(2006-03-23)
中村俊春「ペーテル・パウル・ルーベンス : 絵画と政治の間で」(2006-03-23)
皿井舞「平安彫刻史における定朝様の成立に関する研究」(2006-03-23)
姜素妍「朝鮮王朝前期の王室周辺の仏教絵画 : 日本所在の遺品で見た抑仏時代の王室の仏教文化」(2006-03-23)
篠原資明「トランスエステティーク : 芸術の交通論」(2006-03-23)
島本浣「美術カタログ論 : 記録・記憶・言説」(2006-03-23)
永井隆則「セザンヌ受容の研究」(2006-03-23)
深谷訓子「ルネサンス・バロック絵画における「キモンとペロー」(2005-11-24)
李淑珠「「サアムシニーグSomething」を描く : 陳澄波(一八九五~一九四七)とその時代」(2005-05-23)
定金計次「アジャンター壁画の研究」(2005-03-23)
林聖智「南北朝時代における墓葬の図像の研究」(2004-01-23)
平芳幸浩「戦後アメリカ美術とデュシャン受容の言説の関係」(2004-01-23)
平川佳世「十六世紀および十七世紀の北方ヨーロッパにおけるデューラー素描の絵画化に関する論考」(2003-11-25)
加須屋誠「仏教説話画の構造と機能」(2003-11-25)
金田千秋「カントの《ästhetisch》概念の「両義性」 – 『判断力批判』の読者論のために」(2003-11-25)
白適銘「唐時代山水画の研究 – 中国山水画のジャンル成立問題に関する歴史的考察」(2003-05-23)
傅江「唐代壁画墓の仕女像研究 – 特に新城長公主墓を中心として」(2002-07-23)
伊藤徹「手としての人間 – 作ることへの問いと柳宗悦」(2002-03-25)
若林雅哉「編集すること – アリストテレス『詩学』とギリシア文芸にみる「制作」について」(2001-09-25)
大原嘉豊「日本九品来迎図研究」(2000-05-23)
北村清彦「藝術解釈学の情景 – ポール・リクールの主題による変奏」(2000-01-24)
前川修「ヴァルター・ベンヤミンの「視覚的無意識」について」(1999-09-24)
金井直「美術史学における新古典主義彫刻の位置 – アントニオ・カノーヴァをめぐって」(1999-07-23)
西欣也「認識論的観点に基づくアドルノ思想の総合的探求」(1999-07-23)
秋庭史典「ヘルマン・コーヘン美学研究 : 力動的プロセスとしての純粋感情」(1996-03-23)
佐々木丞平「円山應舉研究」(1990-3-23)
太田孝彦「室町水墨画の研究-室町時代における中国絵画摂取の様相-」(1995-03-23)
新田博衞「藝術作品 : 構造と存在」(1980-05-23)
清水善三「平安彫刻史の研究」(1979-11-24)
中村二柄「美術史学の課題」(1976-01-23)
吉岡健二郎「近代芸術学の成立とその課題」(1972-05-23)
中村茂夫「中国画論の展開 : 晋唐宋元編」(1971-03-23)
金田民夫「美学における自然と現実 – 美学思想史的考察」(1970-01-23)

修士論文(2005年度以降)
2024年度
J・E・ミレイ《チェリー・ライプ》とヴィクトリア朝における子ども服
カント「天才」概念発展史に関する一考察
ヴィルヘルム・ハマスホイの室内画における同時代性 -装飾と絵画の観点から-
2023年度
アントン・ブルックナーの《交響曲第5番》と音楽における2つの文化
視覚の継承と展開:渡辺省亭筆《群鳩浴水盤ノ図》をめぐる考察
W・カンディンスキー《白い縁取りのある絵(モスクワ)》 ―抽象絵画成立の経緯解明に向けて―
ピエロ・デッラ・フランチェスカ《モンテフェルトロ祭壇画》をめぐる聖性と政治性
芸術における倫理的価値が芸術の持つ価値に与える影響 ─想像的抵抗の観点から─
2022年度
エドゥアール・マネ後期静物画についての研究
東山魁夷《緑響く》についての試論
月岡芳年の歴史画作品と明治の時代状況 ―《大日本名将鑑》を中心に―
童子経の美術 ―智積院所蔵「童子経曼荼羅図」―
通称マイスター・フランケ作《聖トマス祭壇画》における後ろ姿のキリスト復活像に関する一考察
グスタフ・クリムト≪希望Ⅱ≫に関する考察
2021年度
パウル・クレー《大天使》 ー作品成立の解明に向けて
オディロン・ルドン作《アリ・ルドンの肖像》 ー私的な肖像画から公的な肖像画への転換期を巡る考察ー
フランチシェク・クプカの≪点をめぐって≫について
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ作品にみられる色彩選択に関する一考察
《珍皇寺参詣曼荼羅》について
2020年度
運慶一門による興福寺北円堂再興造営について -造形とその理念を中心として-
​2019年度
長谷川等伯筆隣華院山水図襖絵について
ギュスターヴ・クールベ《セーヌ河畔のお嬢さんたち(夏)》 ー画家の女性観の解明に向けてー
柳宗悦における神秘思想と美 ー新プラトン主義の影響からー
2018年度
ウジェーヌ・ドラクロワ作≪アトリエのミケランジェロ≫と画家の内面性に関する考察 ―自己表象としてのアトリエ図―
2017年度
アルベルト・ジャコメッティ―終わりなき賭け
法隆寺献納宝物の金銅菩薩立像の制作年代を巡って ―144号の阿弥陀三尊像を中心に―
呉春の画業における《柳鷺群禽図屏風》の意義 ―その描法とモチーフをめぐって
ハンス・メムリンク《聖ウルスラの聖遺物箱》 ―物語表現の宗教的意義をめぐって―
2016年度
「操作」の時代―1990年代前半における、中国現代美術の市場化・国際化へ向けての諸動向―
カミーユ・ピサロの風景画制作考―晩年期の自然研究法解明に向けた試み―
敦煌莫高窟における初唐期の弥勒経変相図について
ルノワール作《シャルパンティエ夫人と子供たち》 ―その成功要因についての考察―
曾我蕭白後期の山水画-《楼閣山水図屏風》(近江神宮)を中心に-
薬師寺薬師三尊像の制作背景に関する一考察 ―白鳳、天平初期の対外受容に着目して―
アーニョロ・ブロンズィーノによる「エレオノーラ・ディ・トレド礼拝堂」の装飾-装飾プログラム全体の意義と16世紀メディチ家宮廷におけるその位置づけに関する考察-
2015年度
ロベール・ブレッソンと小津安二郎の作例に見るもう一つの映画演技
ジャック・デリダのエクリチュール論における身体の問題
ルネ・マグリット《人間の条件》に関する考察 ―絵画観を表明する「窓」―
ジャン・デュビュッフェの絵画実践 ―絵画シリーズ《Texturologie》(1957-1959)についての一考察―
エゴン・シーレ≪座る男の裸像(自画像)≫ ―制作意図の探究と様式的位置づけの再考―
ソッツ・アートにおける「神話の加速」 ―コーマルとメラミッドによる「懐かしの社会主義リアリズム」シリーズを中心に
1920年代京都画壇における「宋元風」花鳥画の成立と展開、そして意義
シリン・ネシャット作品をめぐる批評言説の変遷に関する一考察
2014年度
江戸時代中期における御用絵師の様相-渡辺始興《四季図屏風》をめぐって-
信貴山縁起絵巻の制作背景について
フュースリ作《夢魔》における主題と虐げられる女性像に関する考察
2013年度
現代メキシコ美術におけるガブリエル・オロスコ
狩野山雪の画業ー細部描写の検討と雪汀水禽図ー
アーノルト・シェーンベルク《弦楽四重奏第三番》作品30の分析的研究 ―調性代理機能としての十二音技法―
2011年度
狩野探幽と江月宗玩
歌川豊春による浮絵の革新 ―その背景と意義に関する考察―
神護寺五大虚空蔵菩薩像の事相的研究
2010年度
パースのプラグマティズムに基づく美学  ―脱人間主義的美学の試み―
ボッティチェッリ作≪柘榴の聖母≫ 交錯する聖と俗
近代の「伝統」と帝室  ―昭和悠紀主基屏風の絵画史的位置―
2009年度
美的判断力に関する考察 ―カント『判断力批判』を中心に―
グリーンバーグのモダニズム理論の形成期 ―1930年代のニューヨークにおけるその知的背景から―
橋本関雪の画業における一考察 ―帝展出品作を中心に―
デジタルメディアによる音楽受容経験をめぐる考察
鈴木其一筆「夏秋渓流図屏風」についての一考察
2008年度
喜劇における想像的なもの ―ベルクソン『笑い』の再読―
ウジューヌ・ドラクロワ作≪墓地のハムレットとホレーシオ≫についての一考察  ―フランスにおけるシェークスピア受容との関連から―
ジル.ドゥルーズ『シネマ』における「あいだ」について ―映画における「でたらめ-つなぎ」の問題
エル・グレコ作「ドニャ・マリア・デ・アラゴン学院の主祭壇」の再構成  ―画家の制作環境を手がかりに―
プッサン作≪羊飼いの礼拝≫ ―1630年代前半の「キリスト降誕」に関連する作品の研究―
七世紀後半~八世紀初頭の小板型仏像に関する一考察
2007年度
1950年代リアリズムの再考 ―<ニッポン展>とその周辺
デリダと範例的なものの問題
鏑木清方筆≪築地明石町≫についての考察
八世紀後半期の官宮工房による観音造像に関する考察 ―聖林寺十一面観音像を中心に ―
喜多川歌麿作『青楼絵本年中行事』の制作背景
ニコラ・ブリオー著 『関係性の美学』への批判的考察 ―参加型作品の意義と観客に期待される役割の分析―
2006年度
「家族を描く」、「友人を描く」その構造について ―ベルト・モリゾ、マネ、ドガ、ルノワール、モネ、マラルメ
「アスペクトの閃き」が開示する存在論的地平 ―言語の自己疎外と芸術―
内的体験試論 ―用途なき否定性から好運へ―
中国・北朝期半跏思惟像に関する考察
ドゥルーズの感性論 ―「haptique」という言葉を中心に―
四川広元石窟についての考察 (―触地印像を中心に―)
伊藤若沖晩年期における制作活動の一様相 ―西福寺の襖絵を中心に―
2005年度
ピーテル・ブリューゲル(父)作《十字架の道行き》 宗教的教訓と人文主義的関心
クリスチャン・ボルタンスキー《D家のアルバム 1939年-1964年》をめぐって
『山中常盤物語絵巻』の成立過程
王悦之(1894~1937)像再考 ―恋愛シリーズを手掛りに
長崎青貝細工に見られる花鳥表現について