京都大学大学院文学研究科・文学部案内2025
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時間割 ※学部3回生(後期)れています。早いうちから京大の受験に特化した対策をするのもいいですが、まずは学校の授業で習うような基礎的な部分をしっかり固めておくことが大事だと私は考えています。勉強はもともと好きですか中学生のころから社会科の勉強はとても好きでした。小学生のころから宿題を終わらせてから遊ぶというルールのもと生活していたので、勉強はある程度習慣化されており、好きも嫌いもなく当たり前にやるものだと思っていました。しかし、社会科の勉強だけは特別で自らもっと勉強したいと思えるものでした。夢や進路について教えてください中学校の社会科の教師になりたいと考えています。京大文学部に進学し幅広い可能性を手にしている状況ですが、幼いころからの夢だった教師という選択肢はずっと持っています。教師になりたいという夢を追いつつ、自分の興味あることへの追究も妥協しない今の環境にとても満足しています。未来の文学部生へのメッセージを一言文学部で行う学問は虚学だと言われることがあります。でも、虚学で何が悪い、虚学万歳です。実学・虚学でしか論じられない人には絶対に分からない、素晴らしい意義が文学部で行う学問にはあります。そしてそれを支える素晴らしい環境が京大文学部にはあります。ぜひ京大文学部に入って学問の素晴らしさ、興味を追究できることの素晴らしさを体験してください。印象に残る出来事を教えてください本物の古文書を使ってくずし字の勉強をする授業はとても刺激的でした。いつもなら博物館でガラス越しに見るような古文書が、目の前にいくつも並んでいることに緊張し、そして感動しました。戦国武将など歴史上の有名1限2限社会科・地理歴史科教育法<教職科目>3限4限日本史学(講読)5限系共通科目(地理学)(講義Ⅱ)系共通科目(東洋史学)(講義)地域地理学各論Ⅱ(欧米)教育課程論<教職科目>日本史学(特殊講義)日本史学(演習Ⅰ)日本史学(実習)日本史学(特殊講義)日本史学(実習)日本史学(特殊講義)南禅寺が好きでよく京大から哲学の道を歩いて行きます。四季折々の南禅寺を楽しめますが私は特に青紅葉の季節が好きです。キャンパスメンバーズ制度により、京都・国立博物館の平常展を無料で、特別展を割引料金で観覧することができ、恩恵にあずかっています。2回生の七大戦では、個人ランキングの3ポイントシュート部門で1位になりました。他の旧帝大と交流できるので毎年楽しみにしています。道徳教育論<教職科目>日本史学専修 4回生中村 優衣 さんなぜ京都大学文学部に進学しようと思ったのですか私はもともと日本史が好きで大学でも勉強したいと考えていました。「日本史といえば京都」という今思えば曖昧で大雑把なイメージをもっていた高校生のころの私には、京都という地が憧れでした。京都に住んで歴史を肌で感じながら日本史の勉強したいと思い、京都大学文学部に進学しようと決めました。文学部ってどんなところですか一人一人が自分の興味を見つけて追究しているところです。歴史、文学、言語、哲学、宗教など、文学部が対象としている分野は幅広いと思います。下回生のうちは様々な分野の授業を受けて、自分が本当に興味があることは何か見つけることができます。そして上回生ではより専門的な内容の授業を受けます。専門分野の教授の講義を聞くだけではなく、自分が研究していくために必要な基礎を身に付けることができ、自分の興味のある分野に力をいれて研究することができます。どんな学生生活を送っていますか授業だけでなく、部活動やアルバイトにも励み、充実した学生生活を送っています。私は体育会の女子バスケットボール部に所属しており、平日の夜と土日の週3~4回活動があります。アルバイトも週2~3回しています。計画性をもって時間を有意義に使いながら、授業を疎かにしないよう心がけて過ごしています。受験勉強のコツはありますか私が高校生の時に意識していたのは、毎回の定期テストに真剣に取り組むことです。定期テストは短期的な目標として適していると思いますし、定期テストのために必死で勉強したことは実力として積み重なり、受験勉強にもつながっていくと考えています。また、定期テストに真剣に取り組むことには、そのために日々の授業を集中して受けることも含ま月火水木金な人物から、教科書には乗らない無名の庶民まで、何百年も前の様々な人々の息遣いを墨の滲みや掠れ、筆の運びなどを通して感じられるだけでなく、本物の古文書を教材として使用する贅沢さに、京大文学部に進学して幸せだと心から思いました。INTERVIEW44在学生インタビュー

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