121212行動・環境文化学系□ 女性ムスリムの交流にモスクが果たす役割―香川県におけるインドネシア人を事例に―□ 岡山県倉敷市真備町における平成30年7月豪雨前後の住民属性変化□ SD法を用いた政令指定都市の都市イメージに関する研究―インターネット調査データの分析結果から―□ 北海道岩見沢市における農業ICTの実態と普及要因の分析写真 ❶ 実習で巡検(倉吉市) ❷ 最近の実習旅行報告書(地理学実習) ❸ 所蔵古地図「東西蝦夷山川地理取調図」近代日本の森林環境と帝国主義の歴史地理社会地理学、開発地理学、地域研究(南アジア)ポストコロニアル国家とマイノリティ、多元的経済□ 日本統治下台湾における都市近郊交通の展開―台北と淡水線をめぐって―□ バングラデシュ農村における伝統的治療師□ 海難事故追悼の空間とその継承―紫雲丸事故(1955年)における遭難校とサバイバーに注目して―□ 都市近郊村落における小地名認識の継承□ ポスト・マスツーリズム時代の農村における生活空間の観光化に関する地理学的研究□ 韓国の島の植物地理学研究□ 現代日本におけるアイヌの「記憶の場所」に関する地理学的研究□ 気候環境の影響を大きく受けた農村の景観と社会の変化都市地理学・健康地理学近隣効果の統計分析、オンライン地域・社会調査法学部でも大学院でも大切な科目です。学部生には、自分の興味や問題意識を卒業研究に発展させるステップとして、大学院生には、修士論文や博士論文を作成するステップとして、定期的な研究発表が求められます。地理学専修の伝統は、自由で独創的な発想や、現場で問題を発見する鋭い観察力、新しい研究分野を開拓する柔軟な思考力を尊重する教育と研究です。個性の際だつ地理学者だけでなく、文化人類学、地域研究、地域政策学などの隣接諸科学で活躍する研究者も輩出してきましたし、大勢の先輩方が教育、行政、報道、建設、運輸など各界で活躍されています。後に続く皆さんにも、既成の枠にとらわれない活動を期待しています。最近の修士論文最近の博士論文❷❷❸❸准教授 埴淵 知哉34DEPARTMENT OF GEOGRAPHY地球上の人間と環境に関わるさまざまな現象が地理学の研究対象です。古代の条里地割、大航海時代の地図に表現された情報、昨今の移民の増加やグローバリゼーション、子供特有の距離感覚なども、地理学の対象です。キーワードは地域・環境・景観・空間・場所ですが、アプローチの仕方は多様です。取り上げる対象やアプローチによって、現地調査、聞き取り、古文書や古地図の解読、GIS(地理情報システム)を用いた地図化やコンピュータを駆使した計量分析など、手法を効果的に用いる必要があります。そのため、地理学実習と文献講読を地理学の必修科目としています。地理学実習では、皆で調査地を選び、各自のテーマに沿った現地調査を行い、共同して報告書をまとめる経験も積みます。また、演習は、最近の卒業論文❶❶教員紹介 1 専攻分野 2 現在の研究テーマ教授 米家 泰作歴史地理学准教授 杉江 あい地理学専修
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