12121122歴史基礎文化学系□ 地域共同体の運営への任意団体の貢献―□ 戦間期ウィーンにおける「反セム同盟」再考□ 中近世キプロスの教会と社会―東地中海世界の視点から□ 近現代イギリスの消費文化と生活協同組合チャリティ、国制、海から再構成するイギリス史宗教社会史、共存、政治=宗教的マイノリティ□ ボヘミアからの移民―再カトリック化を一つの要因として□ 前世紀転換期における女性宣教師の異人種間結婚―中国内陸宣教協会とアナ・ヤコブセン写真 ❶ 西洋史学貴重書 ❷ オランダの近世史家による講演会 ❸ 西洋史研究室が発行しているオンライン学術誌『フェネストラ−京大西洋史学報』ポーランド近世史近世ポーランド・リトアニア共和国における政治文化ヘレニズム史、ローマ史、ギリシア語刻文学ローマ帝政期エジプトを事例に―急進的反ユダヤ主義への道最近の修士論文ちます。京都大学では、明治時代の文科大学創設直後から西洋史学の研究と教育が始まり、第二次大戦後に本格的に進められました。そうした長い伝統を持つ本専修では、専任教員が研究入門的な講義や研究法の実践的な授業である実習から、学界水準に合わせた特殊講義や演習に至るまで担当し、高度の西洋史学教育をおこなっています。加えて、学内外の研究者による特殊講義や専門書講読等の授業も開設されています。本専修の学生・大学院生は、学界最前線に繋がる環境にあって常に刺激を受けつつ、各自独自性の高い研究に励んでおります。最近の博士論文❷❷❸❸教授 小山 哲准教授 藤井 崇西洋古代史29DEPARTMENT OF EUROPEAN HISTORY海外の諸国と平和で友好的な関係を築くためには、その国や地域の歴史を深く理解することが不可欠であり、第二次世界大戦後の日本の西洋史学は、戦争経験の反省を踏まえて、そうした役割を果たしてきました。21世紀の今日にあっても、日本においてヨーロッパやアメリカの歴史から学ぶべきことは多く、また西洋に固有の歴史的諸条件の下で生まれた政治や経済の制度、社会の仕組み、芸術や文化などを研究することは、異なる諸条件の下で歴史を歩んできた日本やアジアの深い理解に繋がり、さらに、様々な分野で国際的活動を展開するための知的基盤を構築することにもおおいに役立最近の卒業論文❶❶教員紹介 1 専攻分野 2 現在の研究テーマ教授 金澤 周作イギリス近代史准教授 安平 弦司オランダ近世史西洋史学専修
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