京都大学大学院文学研究科・文学部案内2025
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12121212哲学基礎文化学系□ バイオアートにおける美的価値と倫理的価値の相互作用について□ 『トリアディック・バレエ』からみるオスカー・シュレンマーの身体観写真 ❶ 所蔵資料:奈良絵本「たなばた」   ❷ 研究室の情景   ❸ 書庫ドイツ・ルネサンス美術、イタリア美術と北方ヨーロッパ美術の交流日本美術史(特に日本絵画史)江戸絵画史研究、古墳壁画研究□ 曽我蕭白後期の山水画  −《楼閣山水図屏風》(近江神宮)を中心に□ ハンス・メムリンク《聖ウルスラの聖遺物箱》 −物語表現の宗教的意義をめぐって□ 平安初期密教彫刻をめぐる思想・実践・祈願□ ニコラ・プッサンと同時代のローマの画家たちの物語画に関する研究ドイツ啓蒙主義美学、日常生活の感性論日本美術史(特に日本彫刻史)仏教彫刻史研究、神像研究最近の修士論文いて考察したりします。一方、作品研究においては、主として、日本、東洋、西洋で制作された過去の美術作品を取り上げて、作品の様式的特徴や、作品の制作・受容環境などを探ります。さらに、近年は、伝統的な美術の枠組みを越えた、現代美術に関する研究も盛んになってきています。この現在進行形のアートに対しては、従来の研究方法では不十分で、新しいアプローチの仕方が試みられています。さらに、映画やポピュラー音楽を取り上げる学部生や大学院生たちもいて、今後、本専修の研究対象は、ますます多様で、多彩なものになって行くでしょう。最近の博士論文❷❷❸❸25DEPARTMENT OF AESTHETICS AND ART HISTORY本専修は、〈美学・芸術学〉、〈美術史学〉、〈比較芸術学〉の三分野からなりますが、これらの分野は密接不可分の関係にあるという方針で運営されています。研究の対象は、非常に幅広く、いわゆる芸術・アートに関するあらゆる問題を扱っています。研究は、内容と方法によって、芸術に関する理論的研究と、個別的作品研究の二つに大別することができます。理論的研究では、古代から現代に至るまでの、美学・芸術に関するさまざまな著作を出発点として、たとえば、芸術とは何なのか、その成り立ちや社会との関係について探求したり、あるいは、美、崇高、滑稽、醜といったさまざまな美的体験の特質につ最近の卒業論文❶❶教員紹介 1 専攻分野 2 現在の研究テーマ教授 平川 佳世西洋美術史准教授 筒井 忠仁准教授 杉山 卓史美学・芸術学准教授 田中 健一美学美術史学専修

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