水野一晴

教授 

Kazuharu Mizuno

mizuno.kazuharu.7n[at]kyoto-u.ac.jp( [at]を@に変えてください)

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  • 専門分野/研究課題/キーワード

自然地理学,アフリカ地域研究,植生地理学 / 高山や乾燥地の極限地域における自然環境と住民社会 / 自然環境,気候変動,氷河,砂漠,住民生活

  • 現在の研究テーマ・関心

自然環境変動と植生の遷移の関係について,ケニア山やキリマンジャロ,アンデス山系等の高山およびナミブ砂漠等の乾燥・半乾燥地域において調査を実施している。 とくに,近年の温暖化が自然環境や植生に与える影響に注目し,植生を環境変化の指標としてとらえている。 また,それらの自然環境変化が人間活動に与える影響についても研究を行っている。最近は,インドのアルナーチャル・プラデーシュ州(アッサム・ヒマラヤ) において自然,社会,文化,宗教に関する調査や発展途上国におけるトイレ環境と地域社会についての調査も行っている。

経歴

1982年3月 名古屋大学文学部(地理学専攻)卒業

1985年3月  北海道大学大学院環境科学研究科(環境構造学専攻)修士課程修了

1990年3月  東京都立大学大学院理学研究科(地理学専攻)博士課程修了(理学博士)

1991年4月-1993年3月  日本学術振興会特別研究員(PD)

1992年4月-1996年10月 茨城大学,国士舘大学,日本大学,横浜国立大学等非常勤講師

1996年11月 京都大学大学院人間・環境学研究科助教授

1998年4月 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科助教授

1999年10月-2000年7月 レーゲンスブルク大学(ドイツ)客員教授

2006年4月 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科准教授

2015年3月 日本地理学会賞(優秀著作部門)

2015年4月 京都大学大学院文学研究科教授(現職)

所属学会

日本地理学会,日本生態学会,東京地学協会,日本アフリカ学会,熱帯生態学会,名古屋地理学会,人文地理学会

主要業績

  • 著書(単著・共著)

水野一晴 (2016): 『気候変動で読む地球史-限界地帯の自然と植生から-』(NHKブックス1240)NHK出版,285頁.

水野一晴 (2016): 『人間の営みがわかる地理学入門』ベレ出版,293頁.

Mizuno, K. & Tenpa, L. (2015): Himalayan Nature and Tibetan Buddhist Culture in Arunachal Pradesh, India: A Study of Monpa, Springer, Tokyo, 196p.

水野一晴 (2015): 『自然のしくみがわかる地理学入門』ベレ出版,256頁.

水野一晴 (2012): 『神秘の大地,アルナチャル-アッサム・ヒマラヤの自然とチベット人の社会』昭和堂,211頁.(2014年度日本地理学会賞 [優秀著作部門]受賞)

水野一晴 (2005): 『ひとりぼっちの海外調査』文芸社,322頁.

水野一晴 (1999): 『高山植物と「お花畑」の科学』古今書院,145頁.

  • 編著

水野一晴・永原陽子 (2016): 『ナミビアを知るための53章』明石書店,388頁.

水野一晴 (2016): 『アンデス自然学』古今書院,228頁.

Mizuno, K. (2010): Historical Change and its Problem on the Relationship between Natural Environments and Human Activities in Southern Africa, African Study Monographs, Supplementary Issue, No.40, 194p. [PDFs on CAAS]

Mizuno, K. (2005): Studies on the Environmental Change and Human Activities in Semi-Arid Area of Africa, African Study Monographs, Supplementary Issue, No.30, 214p. [PDFs on CAAS]

水野一晴 (2005): 『アフリカ自然学』古今書院,270頁.

水野一晴 (2001): 『植生環境学-植物の生育環境の謎を解く-』古今書院,222頁.

  • 著書分担執筆(2005年以降)

水野一晴 (2017): 伝統的交易・イスラーム都市ザンジバルと植民地体制下に建設された都市ナイロビ.阿部和俊編『都市の景観地理 アジア・アフリカ編』古今書院,35-43.

水野一晴 (2016): 世界最古の砂漠-ナミブ砂漠.水野一晴・永原陽子編『ナミビアを知るための53章』明石書店,32-37.

水野一晴 (2016): 化石林.水野一晴・永原陽子編『ナミビアを知るための53章』明石書店,38-39.

水野一晴 (2016): ウェルウィッチア(奇想天外)と世界最大の隕石.水野一晴・永原陽子編『ナミビアを知るための53章』明石書店,40-42.

水野一晴 (2016): 季節河川と洪水と森林-森林の動態に影響を与える洪水.水野一晴・永原陽子編『ナミビアを知るための53章』明石書店,62-67.

飛山翔子・伊東正顕・水野一晴 (2016): 砂漠で暮らす人々-ナラメロンの利用とその変容.水野一晴・永原陽子編『ナミビアを知るための53章』明石書店,297-301.

吉田美冬・水野一晴 (2016): 砂漠ゾウで暮らす人々-ゾウと河畔林と住民の共存.水野一晴・永原陽子編『ナミビアを知るための53章』明石書店,309-313.

水野一晴・藤田知弘 (2016): アンデスの植生遷移と堆積物および植物生育上限高度の20年間の変化.水野一晴編『アンデス自然学』古今書院,111-120.

水野一晴・小坂康之 (2016): アンデスの自然と牧畜社会.水野一晴編『アンデス自然学』古今書院,175-186.

Mizuno, K. (2016): The Distribution and Management of Forests in Arunachal Pradesh, India. In Singh, R.B. and Prokop, P. (eds.) Environmental Geography of South Asia, Springer, Tokyo, 189-207.

水野一晴 (2014): 総説-自然地理学.日本アフリカ学会編『アフリカ学事典』昭和堂,398-405.

水野一晴 (2014): キリマンジャロ,ナミブ.岩波書店編集部編『広辞苑を3倍楽しむ』岩波書店,26-27,76-77.

Mizuno, K. (2014): Forest Distribution and Human Activities. In Okumiya, K. (ed.) Aging, Disease and Health in the Himalayas and Tibet, Rubi Enterprise, Dhaka, Bangladesh, 95-98.

水野一晴 (2013): インド,アルナチャル・プラデシュ州におけるヤクと植物と人々の生活.池谷和信編『ネイチャー・アンド・ソサエティ第2巻 生き物』海青社,211-230.

水野一晴 (2013): ニジェール川,クネネ川,ノソブ川,フィシュ川,オカヴァンゴ川.高橋祐・寶馨・野々村邦夫・春山成子編『日本・世界の河川の事典』丸善,285,286,288.

水野一晴 (2012): ケニア山.島田周平他編『世界地名大辞典』朝倉書店,170-171.

水野一晴 (2012): 自然環境-乾燥地から高山まで多様な自然と変わりつつある自然.津田みわ・松田素二編『ケニアを知るための55章』明石書店,24-28.

水野一晴 (2012): 自然-ルウェンゾリ山からビクトリア湖の多様な自然.吉田昌夫・白石壮一郎編『ウガンダを知るための53章』明石書店,18-23.

水野一晴 (2011): 森林分布と人間活動.奥宮清人編:『生老病死のエコロジー ― チベット・ヒマラヤに生きる』昭和堂,100-104.

水野一晴 (2009): 世界の沙漠-アフリカ.日本沙漠学会編:『沙漠の事典』丸善,7.

水野一晴 (2009): アフリカの生態.日本沙漠学会編:『沙漠の事典』丸善,125.

水野一晴 (2008): 中南部アフリカの自然特性.池谷和信・武内進一・佐藤廉也編:『朝倉世界地理講座-大地と人間の物語-12. アフリカII』朝倉書店, 439-451.

水野一晴 (2008): キリマンジャロ,ナミブ,ルウェンゾリ. 新村出編『広辞苑』(第六版)岩波書店,757,2102,2975.

水野一晴 (2007): 氷河と共に山を登るケニアの植物.日本自然保護協会編 :『自然の見方が変わる本』山と渓谷社, 64-66.

水野一晴 (2007): アフリカの高山における氷河の後退と植生の遷移.漆原和子・藤塚吉浩・大西宏治, 松山 洋編 :『図説 世界の地域問題』ナカニシヤ出版, 46-47.

水野一晴 (2007): アフリカの自然と水. 『白川義員作品集 世界百名瀑』小学館,156-159.

水野一晴 (2007): サハラ以南のアフリカ-多様な自然・社会とその歴史的変遷に着目した地誌-.矢ヶ崎典隆・加賀美雅弘・古田悦造編:『地誌学概論』朝倉書店,143-152.

水野一晴 (2007): 自然特性と大地域区分.池谷和信・佐藤廉也・武内進一編: 『朝倉世界地理講座-大地と人間の物語- 11. アフリカI』朝倉書店,3-15.

水野一晴 (2007): 氷河とお花畑の動態.池谷和信・佐藤廉也・武内進一編: 『朝倉世界地理講座-大地と人間の物語- 11. アフリカI』朝倉書店,14.

水野一晴 (2005): 温暖化によるケニア山・キリマンジャロの氷河の融解と植物分布の上昇.水野一晴編:『アフリカ自然学』古今書院,76-85.

水野一晴 (2005): 近年の洪水減少でクイセブ川流域の森林が枯れていく理由.水野一晴編:『アフリカ自然学』古今書院,115-129.

水野一晴 (2005): カメルーン北部における住居と農耕景観にかかわる地質の影響.水野一晴編:『アフリカ自然学』古今書院,158-170.

水野一晴・山縣耕太郎 (2005): ナミブ砂漠・クイセブ川流域の森林が枯れていく理由.水野一晴編:『アフリカ自然学』古今書院,106-114.

  • 著書(その他)(2005年以降)

水野一晴 (2014): (編集委員)日本アフリカ学会編『アフリカ学事典』 昭和堂,682頁.

  • 学術雑誌論文(2005年以降)

水野一晴 (2016): 地球環境変動と生態系の変化,科学,86(4), 311-313.

Fujita, T. & Mizuno, K. (2015): Role of Nurse Rocks on Woody Plant Establishment in a South Africa Grassland, Tropics, 24, 57-64. Doi: 10.3759/tropics.2457. [PDF on J-Stage]

Mizuno, K. & Fujita, T. (2014): Vegetation Succession on Mt. Kenya in Relation to Glacial Fluctuation and Global Warming, Journal of Vegetation Science, 25, 559-570. Doi: 10.1111/jvs.12081 [PDF on Wiley Online Library]

水野一晴 (2013): ナミブ砂漠の自然環境と植生の変化.特集「乾燥地の生態系とその課題Ⅱ.アフリカ・ナミブ砂漠の自然と保全」,日本緑化工学会誌,39(2), 290-292.

水野一晴 (2012): インド,アルナチャル・プラデシュ州のモンパ民族地域における住民にとっての「山」のもつ意味.ヒマラヤ学誌,13,142-153.

Mizuno, K. (2010): Environmental Change and Vegetation Succession along an Ephemeral River: the Kuiseb River in the Namib Desert, African Study Monographs, Supplementary Issue, 40, 3-18. Doi: 10.14989/96301 [PDF on CAAS]

平田昌弘・小坂康之・河合明宣・宮本真二・水野一晴・滝柳泰文・内田健治・安藤和雄 (2012): インド北東部のチベット系牧畜民ブロクパの乳加工体系―アルナチャル・プラデーシュ州ウエスト・カメン県ディラン・サークルにおける冷涼湿潤地域の事例―.Milk Science,61(1),11-24.

水野一晴 (2010): キリマンジャロ「広辞苑を3倍楽しむ(第30回)」.科学,80-7,693.

水野一晴 (2010): ナミブ「広辞苑を3倍楽しむ(第29回)」.科学,80-6,596.

水野一晴 (2009): キリマンジャロとケニア山.地図情報,29-3, 11-15.

水野一晴 (2008): 伝統的交易・イスラーム都市ザンジバルと植民地体制下に建設された都市ナイロビ.都市地理学,3, 33-40.

水野一晴 (2007): 地球温暖化の高山生態系への影響.自然保護,499,40-42.

Mizuno, K. (2005): Glacial Fluctuation and Vegetation Succession on Tyndall Glacier, Mt. Kenya. Mountain Research and Development, 25, 68-75. Doi: 10.1659/0276-4741(2005)025[0068:GFAVSO]2.0.CO;2 [PDF on BioOne]

Mizuno, K. (2005): Vegetation Succession in Relation to Glacial Fluctuation in the High Mountains of Africa, African Study Monographs, Supplementary Issue, 30, 195-212. Doi: 10.14989/68451 [PDF on CAAS]

Mizuno, K. (2005): Environmental Change in Relation to Tree Death along the Kuiseb River in the Namib Desert, African study Monographs, Supplementary Issue, 30, 27-41. Doi: 10.14989/68463 [PDF on CAAS]

Mizuno, K. and Yamagata, K. (2005): Vegetation Succession and Plant Use in Relation to Environmental Changes along Kuiseb River in the Namib Desert, African Study Monographs, Supplementary Issue, 30, 3-14. Doi: 10.14989/68465 [PDF on CAAS]

Yamagata, K. and Mizuno, K. (2005): Landform Development along the Middle Course of the Kuiseb River in the Namib Desert, Namibia, African Study Monographs, Supplementary Issue, 30, 15-25. Doi: 10.14989/68464 [PDF on CAAS]

  • 主要なプロジェクト(これまで獲得してきた競争的資金 [代表者]

科学研究費補助金・基盤研究A(海外学術)「近年の温暖化によるケニア山の氷河縮小と水環境の変化が地域社会に及ぼす影響の解明」2016年度~2019年度

科学研究費補助金・挑戦的萌芽研究「途上国におけるトイレ環境の現状と自然・社会・文化的要因の関係及びその問題点」2015年度~2017年度

科学研究費補助金・基盤研究A(海外学術)「地球温暖化による熱帯高山の氷河縮小が生態系や地域住民に及ぼす影響の解明」2012年度~2015年度

福武学術文化振興財団助成金「滋賀県朽木におけるトチノキ巨木林をめぐる地域変容-山村の資源利用ネットワークの発達と山域の環境変化に着目して-」2012年度

科学研究費補助金・挑戦的萌芽研究「南アルプスにおける「お花畑」の数十年スケールでの環境-植生動態」2011年度~2013年度

京都大学コアステージバックアップ研究費「気候的限界域における環境変動と植生変化の応答に関する地域的比較研究」2010年度

科学研究費補助金・基盤研究A(海外学術)「南部アフリカにおける「自然環境-人間活動」の歴史的変遷と現問題の解明」2005年度~2008年度

日本生命財団研究助成金「滋賀県朽木谷における里山利用の動態に関する総合的研究-生活システムの変容と地域社会の再編との関係に着目して-」2004年度~2005年度

科学研究費補助金・基盤研究A(1)(海外学術)「アフリカの半乾燥地域における環境変動と人間活動に関する研究」2001年度~2004年度

福武学術文化振興財団助成金「木曽駒ケ岳における野外実験による温暖化の植物生活史に対する研究」1998年度

東京地学協会研究助成金「ケニア山,Tyndall氷河の後退過程と植生の遷移およびその立地条件」1994年度


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