東アジア「間文化」第15回研究会のご案内

第15回目の研究会を、下記の内容にて開催いたします。
継続参加の方はもちろん、初めての方もお気軽にご参加いただけたらと存じます。

日時:2023年3月27日(月)10:00~12:10(京都); 9:00~11:10(上海・香港);
        3月26日(日)18:00~20:10(カリフォルニア)
開催方式:オンライン(Zoom) 
※使用言語:講演(中国語)
質疑応答(中国語・日本語・英語)
*質疑応答の際は、逐次通訳(日本語=中国語)あり
(通訳:張子康(京都大学・学際合教育推進センター・特定助教))

プログラム(京都時間)
10:00~10:05 挨拶:田中 和子
10:05~11:10 講演:Yuming, He (何 予明) (Associate Professor,
East Asian Languages and Cultures, University of California, Davis)
Huckster Scholarship: Vernacular Media and the Culture of Knowledge in Late-Ming China
SUMMARY: Borrowing a notion of the vernacular as a secondary universal language, with an associated cluster of new forms and expressive media, that was able to articulate a new set of historical and social realities, this talk explores “vernacularization” as a process that unfolds in texts, pictures, or performances, produced in late-Ming commercial books, whereby traditional material is adapted to new media and modes of presentation so as to provide early modern readers and audiences with a language to articulate the disruptions and explosive energies of their own social world. The talk argues that this practice, sometimes dismissively referred to as “huckster scholarship” (baifan zhixue 稗販之學) profoundly reshaped how the act of knowing was envisioned as both an epistemological gesture and cultural impulse in late-Ming China.

(休憩 10分)
11:20~12:10 質疑応答

ご講演では、明代日用類書に収録されている「諸夷門」あるいは「外夷雑誌」、また、それらの情報源とされる『臝蟲録』も取り上げられる予定です。(これらの書では、多くの異国だけでなく、『山海経』由来のさまざまな人間の形をしたものの国々についても絵入りで紹介されています)一般庶民も含めた中国の人々が、どのように異域や異界にいる他者についての認識を形成したか、また、そうした自他の認識にどのように“huckster scholarship”(稗販之學)が関わったかについても、お話しいただけると期待しています。興味を持たれた方は、ぜひご参加ください。
参考:Yuming He. 2020. Home and the World: Editing the “Glorious Ming” in Woodblock-Printed Books of the Sixteenth and Seventeenth Centuries. Cambridge and London: Harvard University Asia Center. (『臝蟲録』をとりあげた章があります)

※参加無料、途中参加・退出可。継続参加を必須とするものではありません。
※参加を希望される方は、成田健太郎(中国語学中国文学専修)までご連絡ください。
narita.kentaro.6x[at]kyoto-u.ac.jp([at]を@に替えてください)参加申込された方には、後日、ZoomのURLと何予明先生から届く予定の関連資料をお送りします。

なお本研究会は、2020年度に京都大学大学院文学研究科附属文化遺産学・人文知連携センターにより採択された「人文知連携共同研究会」を継続して開催されるものです。

研究会幹事:池田恭哉(中国哲学史専修)、成田健太郎(中国語学中国文学専修)、
筒井忠仁(美学美術史学専修)、田中和子