抄物講習会 開催のご案内

京都大学では、国文・中文・中哲の教員・研究室関係者が中心になって、
抄物『黄氏口義』(黄山谷詩の注釈)を読む研究会を定期的に開催しています。
その研究会の一環として下記の講習会を開催します。
京都大学所蔵の抄物の現物も何点か展示する予定です。どなたでも自由にご参加いただけます。
参加は無料です。
準備の都合上、参加をご予定の場合、メールで一報いただけると助かります。
連絡、お問い合わせは、ootsuki¥bun.kyoto-u.ac.jp (京都大学・大槻)までお寄せください。(左のアドレスの¥を半角文字の@にして下さい)

————————————
抄物講習会 開催のご案内
日時 2017年1月7日(土)13時~15時
場所 京都大学文学部新館二階第5講義室(京都大学文学部ホームページアクセスマップ参照)
室町時代の漢文注釈書の一形態「抄物」を読みます。
はじめに、京都大学文学研究科図書館所蔵の抄物をひもときながら、その成書・伝来、言語、研究史等を概観します。
そして、建仁寺両足院が今に伝える貴重な抄物群について、特に林宗二の『黄氏口義』について解説します。
『黄氏口義』研究会新規参加者を主な対象に想定していますが、どなたでもご参加いただけます。

 
<プログラム >
1.抄物概説(担当:京都女子大学 山中延之)
①抄物ができて現在に伝わるまで(講義・筆録・伝来、抄物展観)
②注釈の対象となった漢籍・仏典
③著者(講者・抄者)とその学統
④抄物のことば(文字・文法・語彙、等)
⑤研究史(国語学・国文学・中国文学・日本史学における研究史を中心に)
2.建仁寺両足院蔵『黄氏口義』(担当:大阪大学 蔦清行)
①黄山谷(黄庭堅)について
②黄庭堅の抄物諸本
③『黄氏口義』の文献的性質

 

————————————