目的
本研究は,18世紀における流体力学の理論的発展を,世紀前半に活躍したヨハン・ベルヌーイおよびダニエル・ベルヌーイから,ダランベール,オイラー,ラグランジュまでたどり,古典力学の成立過程を明らかにする.古典力学は17世紀に誕生したと言われるが,解析的な表現を得て,我々が知っているような力学体系が成立したのは18世紀のことであり,その過程で質点系の力学,とくに流体の力学は中心的な問題を提供していた.エネルギーや運動量という保存量概念の発展と,運動方程式による問題解法という,力学における二つの基本的アプローチが歴史的な発展過程の中でどのように絡み合い,統一的な視点で理解されるようになったのか,また力学の基本原理がどのように見いだされ,力学の体系が築かれていったのかを解明することを目的としている.
報告「ダニエル・ベルヌーイとレオンハルト・オイラー―力学の原理をめぐって」
- 日本物理学会秋季大会(9月26日・大阪府立大学)
講演「18世紀における力学理論の発展と流体力学の誕生」
- 京大数理解析研究所共同研究計画・RIMS 研究集会
- 「オイラー方程式の数理: 力学と変分原理250年」
- (2010年7月12・13日)
「ヨハン・ベルヌーイ 『水力学』における 運動方程式」
報告「ヨハン・ベルヌーイ 『水力学』における 運動方程式」
日本科学史学会年会(2009年5月23・24日九州大学)
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