情報・史料学専修アドミッション・ポリシー

情報・史料学専修の admission policy  (2009年03月04日版)

  • 情報・史料学専修に所属を希望する学生・院生を選考する際の基本指針
    • 当専修は、その研究対象や研究方法が大変広い。そのため各学生・院生(以下、「メンバー」と書く)の基礎的学習項目が、それぞれで大きく異なる。また、林が専修案内などで提案している研究テーマには、前例がないものも相当数ある。このため入学試験・分属などでの選考に際しては、自らが道を拓くという気概、高い独立心と、そして、それを支える自立の能力を最も重視する。
    • そういう研究を行うには、多くの文献や資料を徹底的に読み込み、また、発掘してくるための、語学力 、批判的推論能力、 読解力、調査力、IT能力などの「基礎体力」が必要である。これらの能力を身につけ発揮できる資質を備えていること、また身につけようとする強い意志と願望を持つものを求める。
    • 文系・理系を問わない学際的な研究方向を目指し、また、研究テーマが広い場合、ややもすると「基本」の軽視が起きる。当専修では、この傾向を強く排除する。研究・学習は徹底的で、保守的なまでに慎重に進めることを求める。そういう慎重な研究により、従来の常識を覆すような成果を出すことを目指す。これは手間のかかる難しいことであるので、それに耐えられる知的タフさを資質として重要視する。
  • 研究分野が広いため専門科目の試験は傾向を過去問で見るのはあまり意味がない。受験者の希望する研究分野に合わせて出題する傾向が強い。
  • 修士・博士入試科目で、最も重視するのは、卒業論文・修士論文、あるいはそれに代わるもの、そして、研究の目的と意欲である。研究者としての潜在能力が最もよく現れるのは長文の論文であるというのが当専修の見解なので、将来性を前者の論文あるいはそれに代わるものでみる。したがって、卒論や修士論文と研究内容を大きく変えたい場合は、それに代わるものも参考として提出することが望ましい。また、現在の能力以上に重要なのが、何をしに院に入るのかのモチベーションと、(特に博士課程の場合は)予定する研究内容である。これは口頭試問(面接)で見ることになる。
  • 学士入試では、2009年度入試までは英語のみだったが、2010年度入試から「英語は必須、独仏から1科目選択」となる予定である。学士入試で合格したものは3回生としての扱いを受けるので、英語・第2外国語の能力が学部の一般入試で入学した京大文学部3回生以上であることが選考の一つの条件となる。京大文学部の外国語教育のレベルは他に見られないほど高いので、特に英語は京大学部一般入試の文系用英語の問題を一般入試合格者の最低レベルより相当に高いことが望まれる。その程度のレベルでないと文学部の講義や演習についていくことは不可能なので、それに満たないと判断したものは不合格としている。受験する場合は、自分がこの条件を満たしているか注意して欲しい。(京大文系以外からの受験者の場合は、京大文系英語入試の過去問を解いてみれば、条件をある程度確認できるだろう。)
  • 情報・史料学専修以外からの受験の場合は、受験前のなるべく早い時期に林とコンタクトを取り、研究したいことが入学後研究できるものであるかどうかを確認してほしい。これは入試の一部としての義務ではない。しかし、提出論文や予定する研究テーマが当専修の研究テーマに適合しない場合、それ等の評価は低くなるので、予め相談していないことが原因で不合格となる可能性が高い。また、林への最初のコンタクトは電子メールで行うことが望ましい。突然の電話・来訪の場合は対応できないことがある。