特別講演会開催のお知らせ(2/16)

特別講演会
「ソグド語文献学の諸問題:言語学と歴史学の間で」

■日時 2019年2月16日(土)13:30-17:30
■場所 ユーラシア文化研究センター(羽田記念館)

第1部:13:30-15:30
「カラバルガスン碑文のソグド語版について」(日本語)
    京都大学文学研究科教授 吉田豊
2 The Sogdian aspect-temporal system from a diachronic perspective (「ソグド語動詞の時制と相の体系—通時的観点から—」(英語)  
学術振興会外国人特別研究員 Th. Jügel 博士
 
第2部:16:00-17:30
3 The earliest Sogdian documents and inscriptions(「最古のソグド語文書と碑文について」)(英語)
   英国学士院会員 N. Sims-Williams 教授

(『ソグド研究ハンドブック』編集準備委員会主催:第2回ソグド学講演会)
ポスター(PDF)ダウンロードはこちら

※講演会の後に簡単な懇親会を予定しています.
参加は自由ですが,懇親会は有料(参加費2,000円)です.懇親会の準備のために懇親会への参加希望者は2月13日までに京都大学文学部吉田豊までお知らせ下さい.その際には,御所属もお知らせ下さい.なお1部だけあるいは2部だけの聴講も歓迎いたします.
懇親会出席の連絡先:Yutaka.Yoshida(at-mark)bun.kyoto-u.ac.jp

講演会の主旨
ソグド語文献研究には,ソグド語の文法や文法の変化を扱う言語学的な側面と,文献の内容から明らかになる歴史学的な研究の側面があります.この連続講演会では,ソグド語文献を研究する3人の研究者が,文献研究から明らかになるソグド語の文法やソグド人の歴史について講演します.講師のNicholas Sims-Williams教授はソグド語研究の世界的権威であることは言うまでもありません.今回は,現在準備中のご著書のテーマである,ソグド語の最古の資料について講演して頂きます.古代書簡のような有名な資料の他に,クルトベで見つかった極めて古い碑文,銀器の銘文などについて紹介して下さる予定です.Thomas Jügel博士は,古代イラン語から現代イラン語に至るまでの言語の変遷を研究している新進気鋭の研究者です.出版された博士論文(Die Entwicklung der Ergativkonstruktion im Alt-und Mitteliranischen, Harrassowitz 2015)は,1000ページに及ぶ大著で,古代イラン語から中世イラン語に至るまでの過去を表す能格構文の変遷について多角的に研究しています.昨年から1年間,学術振興会外国人特別研究員として,京都大学文学研究科でソグド語の動詞体系について研究を行ってこられました.吉田豊は,現在森安孝夫阪大名誉教授と共同研究を行っているカラバルガスン碑文のソグド語版から知られる,ウイグルとイスラムの関係について扱う予定です.