西洋美術史 教員紹介 平川佳世

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平川佳世(ひらかわ・かよ) 准教授 博士(文学) 専門は北方ルネサンス美術

主な研究テーマ

  • 16, 17世紀の北方ヨーロッパにおける特異な支持体に描かれた絵画の流行
  • 15, 16世紀における南北ヨーロッパ美術の交流
  • アルブレヒト・デューラーを中心とする16世紀前半の北方ヨーロッパ美術、および16後半~17世紀前半の北方ヨーロッパにおけるその受容

経歴

2000年京都大学文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。近畿大学文芸学部講師、同助教授を経て、2009年より現職。

連絡先

〒606-8501 京都市左京区吉田本町 京都大学文学研究科

hirakawa.kayo.6z*kyoto-u.ac.jp (*を@にかえてください)

著書

  • The Pictorialization of Dürer’s Drawings in Northern Europe in the Sixteenth and Seventeenth Centuries, Peter Lang, Bern, 2009.

編著書

  • Kyoto Studies in Art History, vol. 1: Sacred and Profane in Early Modern Art, Kayo Hirakawa (ed.), Department of Aesthetics and Art History, Graduate School of Letters, Kyoto University, Kyoto, 2016.
  • Aspects of Narrative in Art History: Proceedings of the International Workshop for Young Researchers, held at the Graduate School of Letters, Kyoto University, Kyoto 2-3 December 2013, Kayo Hirakawa (ed.), Graduate School of Letters, Kyoto University, Kyoto, 2014.

論文

  • 「近世ドイツ美術に描かれた学びの場-ホルバイン兄弟作≪学校教師の看板≫」『美術フォーラム21』33「特集:美術に見る人生の諸段階」, 2016年, 35-40, 142頁.
  • “The Man of Sorrows in the Staatliche Kunsthalle Karlsruhe: A Reconsideration of Dürer’s Gold-Ground Painting”, Kayo Hirakawa (ed.), Kyoto Studies in Art History, vol. 1: Sacred and Profane in Early Modern Art, Department of Aesthetics and Art History, Graduate School of Letters, Kyoto University, Kyoto, 2016, pp. 3-18.
  • 「名工たちへの挑戦―15,16世紀のドイツの版画と金銀細工」明治学院大学言語文化研究所『言語文化』33, 2016年, 65-88頁.
  • 「ヨアヒム・フォン・ザントラルト著『ドイツのアカデミー』にみるドイツ美術の転換期」『美術史における転換期の諸相』平成23年~平成26年度科学研究費補助金基盤研究(B)研究成果報告書(研究代表者根立研介), 2015年, 37―60頁.
  • “Faith, Family and Politics in Lucas Cranach the Elder’s Holy Kinship Altarpiece”, Toshiharu Nakamura (ed.), Images of Familial Intimacy in Eastern and Western Art, Brill, Leyden and Boston, 2014, pp. 54-82.
  • “Narrative and Material: Paintings on Rare Metal, Stone and Fabric in the Late Sixteenth and Early Seventeenth Centuries”, Kayo Hirakawa (ed.), Aspects of Narrative in Art History, Graduate School of Letters, Kyoto University, Kyoto, 2014, pp. 33-46.
  • 「ハンス・フォン・アーヘンの「四大元素」連作―希少性を演出する絵画」『 京都美学美術史学』12, 2013年, 27-62頁.
  • 「デューラー工房試論―1510年代初頭までを中心に」『芸術家と工房の内と外―学習・共同制作・競争の諸相』平成21年~平成24年度科学研究費補助金基盤研究(B)研究成果報告書(研究代表者中村俊春), 2013年, 1―30頁.
  • 「スプランゲルのイタリア滞在―銅板油彩画の観点から」『京都美学美術史学』10, 2011年, 133-162頁.
  • 「聖なるもの、家族、政治-クラーナハ作「聖親族祭壇画」をめぐって」中村俊春編『絵画にみる私的世界の表象』(「変容する親密圏/公共圏」第3巻), 京都大学学術出版会, 2012年, 61-88頁.
  •  「幻の名画を求めて―16,17世紀におけるデューラー素描の絵画化」明治学院大学言語文化研究所『言語文化』28, 2011年, 45-71頁.
  • 「家族の肖像―クェンティン・マセイスの《聖女アンナ祭壇画》にみる理想の家族像」蜷川順子編『初期ネーデルラント美術にみる個と宇宙』1, ありな書房, 2011年, 129-162頁.
  • 「マールテン・ファン・ヘームスケルク作《ヘレネーの略奪》にみる型の踏襲と刷新」平成19年度~平成22年度科学研究費補助金基盤研究(B)研究成果報告書(研究代表者根立研介), 2011年, 37-58頁.
  • 「つかのまと不朽の間―ブロンヅィーノ《幸福の寓意》」『京都美学美術史学』9, 2010年, 1-34頁.
  • 「クラーナハ作《聖親族祭壇画》にみる聖なるもの、家族、政治」京都大学グローバルCOE『親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点』国際共同研究2「東西の美術における家庭、女性、子供の表象」研究成果報告書(研究代表者中村俊春), 2010年, 27―40頁.
  • 「銅板油彩画の誕生をめぐって」『京都美学美術史学』8, 2009年, 1-31頁.
  • 「プラハ城パントとルドルフ2世の文化政策」『前近代における「つかのまの展示」研究』平成17年度~平成20年度科学研究費補助金基盤研究(B)研究成果報告書(研究代表者中村俊春), 2009年, 119-147頁.
  • 「地獄のブリューゲル-ヤン・ブリューゲル作《トロイア炎上》をめぐって」近畿大学大学院文芸学研究科『混沌』2, 2005年, 131-161頁.
  • 「規範としてのデューラー:ルドルフ二世の宮廷における北方ルネサンス美術の受容と翻案」『人文知の新たな総合に向けて―21世紀COEプログラム「グローバル化時代の多元的人文学の拠点形成第2回報告書2哲学篇1』2004年, 257-291頁.
  • 「北方ヨーロッパにおける美術アカデミーの萌芽-16世紀後半のプラハの場合」『ACADEMICA学の規範と制度』京都大学文学研究科21世紀COEプログラム「グローバル化時代の多元的人文学の拠点形成」2004年, 43-51頁.
  • 「ルドルフ2世の宮廷におけるデューラー・コレクションとデューラー・ルネサンス―「聖エウスタキウス」をめぐって」『鹿島美術研究』(年報第20号別冊), 2003年, 504―513頁.
  • 「デューラー作《ランダウアー祭壇画》をめぐって-ニュルンベルクにおける画家と彫刻家」『西洋美術研究』7, 2002年, 24-41頁.
  • “Dürer and Jan Brueghel the Elder: One Aspect of the Pictorialization of Dürer’s Drawings at the Court of Rudolf II”, Aesthetics, 10, 2002, pp. 61-73.
  • 「アルブレヒト・デューラー作《バニャカヴァッロの聖母》に関する一考察」『美術史』48/2 (146), 1999年, 344-361頁.
  • 「《オーバー・ザンクト・ファイト祭壇画》の「下絵素描」をめぐって―デューラーにおける明暗素描の諸相」京都大学文学部美学美術史学研究室『研究紀要』19, 1998年, 185-221頁.
  • 「ファン・エイク《アルノルフィーニ夫妻像》-油彩画のはじまり」野口栄子監修『ヨーロッパ美術史』, 昭和堂, 1997年, 110-121頁.
  • 「デューラー《1500年の自画像》-自分の顔を描くということ」野口栄子監修『ヨーロッパ美術史』, 昭和堂, 1997年, 122-133頁.

書評・展覧会評・その他

  • 展覧会評「シャルル豪胆公-最後のブルゴーニュ公の栄光と破滅」『視覚の現場 四季の綻び』5, 2010年, 34-35頁.
  • 展覧会評「<クラーナハ(父)>展」『西洋美術研究』15, 2009年, 202-211頁.
  • 研究ノート「15, 16世紀の南ネーデルラントにおける絵画市場の成立と作品展示」『西洋美術研究』10, 2004年, 108-120頁.
  • 展覧会評「<ラファエロとローマの古典様式 1520-1527年>展」『西洋美術研究』5, 2001年, 200-204頁.
  • 「肖像画の名手ハルス」「風景画の多彩な展開」「静物画とヴァニタス」「南ドイツとオーストリアの教会建築」「アザム兄弟の総合芸術」「アウクスブルクの金銀細工」青柳正規他(編)『西洋美術館』,  小学館, 1999年, 682-683, 688-691, 694-699頁.

翻訳

  • アンナ・ビシェリア「フィレンツェの美術館コレクションにおけるルーベンスとフランドル絵画」(原題:Anna Bisceglia, “Rubens e la pittura fiamminga nelle collezioni museali fiorentine”)中村俊春監修『ルーベンス―栄光のアントワープ工房と原点のイタリア』毎日新聞社, 2013年, 252―264頁(平川佳世, 江尻育世共訳).
  • 「ルーベンス工房と模写のマーケティング」『西洋美術研究』11, 2004年, 144-166頁(中村俊春解説・注釈, 平川佳世史料翻訳).
  • テオ・ラウレンティウス『レンブラント版画展』(原題:Theo Laurentius, Rembrandt’s Etchings), 東京新聞, 2000年(平川佳世, 深谷訓子共訳, 中村俊春編集).
  • マリエット・ウェスターマン「郷土色-オランダ共和国における絵画と国民意識の原型」(原題:Mariet Westermann, “Local Color: Painting and Proto-National Awareness in the Dutch Republic”)『アムステルダム国立美術館所蔵17世紀オランダ美術展』, 国立西洋美術館他, 2000年, 28-38頁.
  • オスカー・ベッチマン「ジョヴァン・ピエトロ・ベッローリの絵画記述」 (原題:Oskar Bätschmann, “Giovan Pietro Belloris Bildbeschreibung”)『西洋美術研究』1, 1999年, 83-100頁.

学会発表・講演等

  • “Albrecht Dürer’s The Desperate Man: Fleeting Images and the Creating Hand”, Kyoto Art History Colloquium: Appreciating the Traces of an Artist’s Hand, Graduate School of Letters, Kyoto University, Kyoto, 25. September, 2016.
  • 「ドイツ初期版画の魅力」『聖なるもの、俗なるもの―メッケネムとドイツ初期銅版画』関連講演会, 国立西洋美術館, 2016年8月6日.
  • 「近世ドイツ版画における手の痕跡」『「作品における制作する手」の顕在化をめぐる歴史的研究』研究会, 京都大学文学研究科, 2016年3月27日.
  • 「名工たちへの挑戦-15,16世紀のドイツの版画と金銀細工」明治学院大学文学部芸術学科・明治学院大学言語文化研究所・ドイツ語圏美術史研究連絡網主催シンポジウム『創造・伝達・記憶の場としての版画』, 明治学院大学白金校舎2号館2302教室, 2015年12月5日.
  • 「希少性、秘匿性、新奇性をめざす絵画-北方マニエリスムにおける絵画形態多様化の諸相」『京都哲學会』平成27年度公開講演会, 京都大学百周年時計台記念館国際交流ホール, 2015年11月3日.
  • 「北方ルネサンス美術の巨匠マセイスが描く日常-《両替商とその妻》を中心に」『ルーヴル美術館展 日常を描く-風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄』記念講演会, 京都市美術館, 2015年7月25日.
  • “The Man of Sorrows in the Staatliche Kunsthalle Karlsruhe: A Reconsideration of Dürer’s Gold-Ground Panel Painting”, Kyoto Art History Colloquium: Sacred and Profane in Early Modern Art, Graduate School of Letters, Kyoto University, Kyoto, 4. October, 2014.
  • “Die Erfindung der Ölgemälde auf der Kupferplatte im sechzehnten Jahrhundert”, Aspekte des Erzählens in Kunst und Kunstgeschichte, Reinwaldhaus in Ludwigshafen-Bodman, Germany, 11. July, 2014.
  • 「16世紀のヨーロッパにおける絵画形態の多様化現象をめぐって」連続講演会『東京で学ぶ京大の知』シリーズ14「美術研究最前線」京都大学東京オフィス, 2014年3月6日.
  • “Narrative and Material: Paintings on Rare Metal, Stone and Fabric in the Late Sixteenth and Early Seventeenth Centuries”,  The International Workshop for Young Researchers: Aspects of Narrative in Art History, Graduate School of Letters, Kyoto University, Kyoto, 2-3 December 2013.
  • 「デューラー工房試論」『芸術家と工房の内と外―学習・共同制作・競争の諸相』研究会, 京都大学文学研究科, 2012年11月11日.
  • 「幻の名画を求めて―16,17世紀におけるデューラー素描の絵画化」『デューラー受容史500年シンポジウム』明治学院大学, 2010年11月13日.
  • 「ルーカス・クラーナハ作《聖氏族祭壇画》をめぐって」国際共同研究『東西の美術における家庭、女性、子供の表象』研究会「東西の近世美術と親密圏の表象」, 京都大学文学研究科, 2009年8月1日.
  • 「銅板油彩画の誕生をめぐって」第7回京都美学美術史学研究発表会,京都大学文学研究科, 2008年12月13日.
  • 「プラハ城パントとルドルフ2世の文化政策」『前近代における「つかのまの展示」研究』研究会, 京都大学文学研究科, 2008年9月15日.
  • 「15, 16世紀の南ネーデルラントにおける美術品市について」『前近代における「つかのまの展示」研究』研究会, 京都大学文学研究科, 2005年7月30日.
  • 「規範としてのデューラー:ルドルフ二世の宮廷における北方ルネサンス美術の受容と翻案」京都大学大学院文学研究科21世紀COEプログラム『グローバル化時代の多元的人文学の拠点形成』第22研究会「規範性と歴史性の多元的諸相」京大会館, 2003年3月15日.
  • 「デューラー素描の絵画化の一様相-同時代の画家の事例に則して」美学会西部会第231回研究発表会, 京都工芸繊維大学, 2000年12月2日.
  • 「デューラーとヤン・ブリューゲル-デューラー素描の絵画化の一様相」第53回美術史学会全国大会, 筑波大学, 2000年5月28日.
  • 「アルブレヒト・デューラー作《バニャカヴァッロの聖母》に関する一考察」美術史学会西支部例会, 関西大学, 1997年11月15日.

研究プロジェクト

  • 『希少性、秘匿性、新奇性をめざす絵画-北方マニエリスムにおける絵画形態多様化の諸相』2014年度~2016年度科学研究費補助金基盤研究(C)
  • 『銅板油彩画の誕生とその展開―16世紀南北ヨーロッパ美術の交流の観点から』2009年度~2011年度科学研究費補助金基盤研究(C)
  • 『古の画家との競合-プラハのマニエリスムにおける北方ルネサンス美術の受容と翻案』2004年度~2006年度科学研究費補助金若手研究(B)
  • 『ルドルフ2世の宮廷におけるデューラー・コレクションとデューラー・ルネサンス』2002年度鹿島美術財団「美術に関する研究調査の助成」
  • 『アルブレヒト・デューラーを中心とした15世紀および16世紀のドイツ美術の歴史的研究』1997年度~1999年度科学研究費補助金(日本学術振興会特別研究員奨励費)